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うなぎは実は一種類ではない

 うなぎは何種類もあるの?

今回は、うなぎの蒲焼として使われるうなぎ種類についてご紹介したいと思います。

うなぎの種類は全部同じ品種だと思われている方は多いのではないでしょうか。実はうなぎにはいくつかの種類があり、それぞれ味にも特徴があります。

うなぎの種類について

世界には18種類の生息するうなぎがいます。そのなかでもみなさんに食べられているうなぎは四種類です。

・ニホンウナギ(アンギラ ジャポニカ種)
・ヨーロッパウナギ(アンギラ アンギラ種)
・アメリカウナギ(アンギラ ロストラータ種)
・オオウナギ(アンギラ マルモラータ種)

この中でも多く食べられているのはニホンウナギです。
ニホンウナギは日本各地に生息するうなぎで、主に河川や海に生息しており、体長は大きいもので1.3m以上のものが存在します。天然うなぎも多く、スマートな体つきが特徴です。
ニホンウナギが卵を産む場所は、日本から2000km以上も離れた太平洋のマリアナ海峡と言われています。
そこから日本へと泳いできた稚魚が川を遡上し、その稚魚を捕獲して日本各地で養殖しているのです。つまり、養殖うなぎといっても、日本で卵からふ化させる完全な養殖技術はいまだなく、半分天然・半分養殖という状態なのです。

ヨーロッパウナギは大きくても1m未満です。
あまり大型のものは存在せず、大きくても1m未満であるのが特徴です。
市場に出回るものは60cm前後が多く、河川から河口に渡り、そしてサルガッソー海の付近で産卵をしていると言われています。
ニホンウナギに比べても太くて短く、脂が乗っているのがヨーロッパウナギです。
近年、乱獲により、生息数が激減しています。

アメリカウナギの生息地はおもに北米の東海岸です。凶暴的な生態で、比較的大型であることも特徴です。
日本ではあまり出回ってはいませんが、おもにフィリピンなどでは多く食材として流通しています。

オオウナギは、体長が2m以上ものが存在し、とても大きいのが特徴です。
暖流に主に生息し、天然記念物としても登録されており、国が管理し、育てられています。地域によってはニホンウナギよりも多く存在しています。

どの種類のうなぎがいいのか

今出回っているうなぎは天然のうなぎではなく、養殖ものがほとんどです。その中でも、産地によってうなぎの種類が違います。おもに国産と中国産と台湾産です。

国産と記載のあるうなぎはニホンウナギで、全体的に細めで臭みや脂が少なく、身はやや締まっています。

反対に中国産はヨーロッパウナギで、太くて短く、脂が多い為臭みも出やすいうなぎです。人件費が安いなどの理由から安く手に入ります。

台湾産は国産と同じ、ニホンウナギです。うなぎの種類は日本と同じですが、こちらも人件費が安く済むなどの理由から、同じニホンウナギでも国産よりも安く手に入ります。

中国産のうなぎは安全か

中国産といえば品質は大丈夫なのかということが少し心配にはなってしまいますね。

実際、今まで様々な問題がありました。

しかし、そのような問題があったため、うなぎに限らず日本に輸出される食品は、残留農薬などを検査して輸出されています。

空港などにある検疫所で検査して、ここでも基準値を上回る農薬などが検出された場合には、破棄されたり返品されたりします。さらに地方自治体の保健所も監査をしています。定期的にスーパーなどで売られている海外産のうなぎを抜き打ちで検査しています。

これらの厳しい三つの目があるため中国から入ってくる食品が安全かどうか、管理されているのです。
厳しい品質管理が行われているので安全性は問題なく、良いものだけを仕入れてくるので味も申し分ないとのことです。

 まとめ

うなぎの価格は高騰してきています。老舗のうなぎ屋で家族全員お腹いっぱいに食べようとするとあまり頻繁には行くことができないかもしれません。それでも美味しい国産うなぎを食べたいという場合には、お取り寄せはいかがでしょうか。
ご自宅で気軽に美味しいうなぎを食べることができます。また食べたい日まで冷凍保存もできるため、食べたい時に食べたい分だけ食べることができます。

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