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うなぎは海外産と国産で違いがあるの?

 国産と海外産どちらが美味しいのか?

今回は海外産と国産でうなぎの味に違いがあるのか?についてご説明します。
うなぎの産地によっての味に違いが出るのでしょうか?

うなぎには天然うなぎと養殖うなぎ、そして国産と海外産があります。どうしても私たちがもつイメージとして、国産の天然うなぎが一番おいしいはずと思ってしまいがちですが、実際のところ味に違いはあるのでしょうか?

天然うなぎと養殖うなぎ

天然のうなぎはまず出回ることはありません。老舗のお店でも手に入れることは難しいのです。ここ2〜3年はシラスウナギが取れなくなってきているので、天然うなぎは市場に出回っている量はごくわずかです。

しかし天然うなぎと養殖うなぎでは味に大きな差がないと言われています。
それは近年うなぎの餌や養殖の技術が上がってきたためです。

海外産か国産か

では、養殖うなぎの国産か海外産か、この二つに味の違いはあるのでしょうか?
うなぎは人工的に繁殖をさせたり、卵から孵化させることはできません。シラスウナギを捕獲し、成魚まで育てるのが養殖です。

稚魚が水揚げされたところではなく養殖の場所によって国産か、海外産かに分かれます。ですので、海外で水揚げされた稚魚を国内で育てても国内産と謳うことができるのです。ただ育った環境は、うなぎの味に大きく関わってきます。また養殖の仕方でも味に違いが出てくると言われています。

中国産のうなぎは厚みがあり、食べてみると弾力を感じたり、脂がよく乗っているため、これをしつこく感じたり雑な大味だということが言われています。

中国産が、肉の厚みがあり食感が大味なのは、養殖の仕方に特徴があります。中国では見栄えをよくするために、とにかくうなぎを太らせて大きくするという傾向があります。そのため肉がぼってりと厚くなってしまうのです。

これに対して国産のうなぎは身が薄く固めであっさりとした味だと言われています。

安全性は?

2005年に中国産養殖うなぎからマラカイトグリーンという合成抗菌剤が検出され、一時期中国が輸出禁止をしました。そうしたことから中国産うなぎへの懸念が高まりました。

うなぎ以外の食品でもそのようなことがあったため、厳しい目で輸出されるようになりました。

うなぎに限らず日本に輸出される食品は、残留農薬などを検査して輸出されています。

また空港などにある検疫所で検査して、ここでも基準値を上回る農薬などが検出された場合には、破棄されたり返品されます。
さらに地方自治体の保健所も監査をしています。定期的にスーパーなどで売られている海外産のうなぎを抜き打ちで検査しています。
これらの厳しい三つの目があるため中国から入ってくる食品が安全かどうか、管理されているのです。

以前より、安心して海外産のうなぎも食べられるようになりました。

 まとめ

うなぎは養殖のうなぎがほとんどになりますが、養殖する環境や餌の違いによって味に違いが出てきます。中国産のうなぎも以前は問題がありましたが、厳しい目を持って検査しているので安全だといえます。
しかし国内で養殖されている国産のうなぎの方が、安全性の面で考えると安心して買えるのではないでしょうか。うなぎを購入する際には、原産地の表示に県名や地域名まで書かれていて、中国産のうなぎのように安くなければ国産であるといえます。国産うなぎの、味に深みのあるうなぎを、ぜひ皆様に食べていただきたいと思います。

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