赤ちゃんにうなぎを食べさせても大丈夫?

うなぎは何歳から食べさせてもいいのか?
今回は赤ちゃんにうなぎを食べさせても大丈夫か?ご説明します。
夏バテ防止としてもとても栄養価の高いうなぎですが、赤ちゃんに離乳食として与えてもいいのでしょうか。
離乳食を始める時期はだいたい生後5〜6ヶ月頃だと思います。初めての食べる食材には食物アレルギーも考慮して食材を選ぶ必要があるのです。
何歳から食べてもいいの?
うなぎは何歳から食べてもいいのか、それは色々な意見があるため一概には言えません。しかし、うなぎはタレの味が濃く、うなぎ自体も栄養価が高く脂が多いため、赤ちゃんにあげるには消化能力的に心配です。
人は1歳を過ぎると消化能力も高くなるため、少しずつ食べられる食材も増えてきます。
ですので、1歳を過ぎたあたりからうなぎを食べさせてあげてもいいかもしれません。
骨や皮に注意
うなぎを子供に与える際に注意しなくてはならないことがあります。
それは「骨」と「皮」です。
うなぎの骨は小骨なので、大人であれば多少気になっても良く噛んで食べることができます。
しかしまだ1歳ぐらいのお子さんでは、歯も生えそろってなかったり、よく噛まないで飲み込んでしまうことが多いため、小さいうちは小骨を取り除いて食べさせてあげると安心です。
またうなぎには皮もあります。
皮も1歳ぐらいのお子さんはあまり噛まずに飲み込んでしまうことがあり、皮も喉に引っかかってしまう恐れがあります。もしあげる際には皮を取り除いたり、1センチ程度に小さく切ったものをあげてください。
うなぎのタレに関しては、味が濃いので少量ずつにしてください。ご飯に混ぜてひつまぶし風にしてあげると食べやすいと思います。
またタレの味の濃さが気になる場合は、白焼きをあげるという方法もあります。
うなぎのアレルギーに要注意
様々な食材にアレルギーがあります。
最もアレルギーが起こりやすいとされている27品目にはうなぎは含まれていません。しかし稀ではありますが、うなぎにもアレルギーがあります。
うなぎでアレルギー反応が出てしまうことは稀ではありますが、さけやさばなどの魚介類のアレルギーがある場合、うなぎでも同じ反応が起こってしまうことがあります。魚介類に含まれる「パウプアルブミン」という抗原がアレルギー症状を引き起こす原因です。
うなぎだけでなく穴子やハモもうなぎの仲間とされているため、うなぎでアレルギー症状が出てきた場合には穴子などを食べる際も注意してください。
アレルギー症状としては、口の周りや舌、唇が赤く腫れたりするなどの症状が現れることがあります。個人差がありますが、まれに嘔吐や下痢、全身に蕁麻疹が出たり、喉がはれてしまい呼吸困難などの重傷になるケースもあるため注意が必要です。
もし初めてうなぎを食べさせる場合には、アレルギーに注意して、一口ずつあげるようにしてください。
そして初めて食べるものは、アレルギー症状が出た時にすぐに病院に行けるよう、平日の午前中にあげると安心です。また食後1時間程度は口の周りやお腹の調子に変化がないか見守ってあげてください。
まとめ
うなぎをあげる時期としては消化器能が高くなる1歳〜2歳頃にあげてみてもいいでしょう。
しかし、栄養価が高く脂も多いため、一度にあげる量としては少量ずつ、またタレの味が濃いためこちらも少量ずつあげてみてください。その際に、うなぎには小骨や皮があり食べにくいので、小さく切ってご飯にまぶしてあげると食べやすいかと思います。
私たちと同じものを子供と一緒に食べられるようになると、親としても嬉しいものです。ぜひ土曜の丑の日は家族みんなでうなぎを食べてみてはいかがでしょうか。