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鹿児島県産のうなぎの特徴は?

生産量日本一の鹿児島県産うなぎ

今や有名な静岡県産のうなぎよりも生産量が日本一になったのが鹿児島県産うなぎです。土用の丑の日には欠かせないうなぎは最高のご馳走です。江戸時代から「う」ではじまるモノを食べると夏バテをしないと言われており、夏の土用の丑の日はうなぎを食べる習慣が始まりました。

鹿児島県はうなぎの養殖に最も温暖な気候と恵まれた自然でうなぎが飼育出来るのです。今回は日本一になった鹿児島県産うなぎのご紹介をしていきます。

生育の環境

鹿児島県産のうなぎは大隅半島は温暖な気候と、良質な地下水が豊富な大自然に囲まれたうなぎを育てるのに適している環境になっています。うなぎの生態はまだ謎とされてきたのですが、近年の研究で産卵場所が太平洋の西マリアナ海付近だと特定されました。卵からかえったシラスウナギは北海道流と黒潮に乗って東アジア近海を回遊します。大隅半島は黒潮の流れに乗って帰ってきたシラスウナギを採取します。

温暖な気候と豊富な地下水などの「自然の恵み」があるからこそ日本一のうなぎの生産量になりました。さらに養殖環境も自然生育に近い環境で育てるようにしています。 鹿児島県では10件ほど養鰻場があります。その中でも名泉100選に選ばれた名水で飼育するところもあり、ストレスもなく自然の良い環境で育てられている為に、味も身も良質な鰻が育つのです。

全国生産日本一

冒頭でもお伝えしましたが、うなぎの生産というと静岡県の浜松市のうなぎを思い出しますが、実は全国生産の40%の生産量日本一は鹿児島県なのです。

全国14,200トンに対して鹿児島県5,747トン 続いて愛知県3,140トン と、2位の愛知県より大きく引き離してダントツの1位です。(農林水産統計2013年)

鹿児島県産うなぎの特徴

鹿児島県の大隅半島は、温暖な気候と大量の水があるからこそ良質なうなぎが育ちます。うなぎを育てるのに、まず大切なのは水です。水質がいちばん大切です。地下水を使う事で通年を通して水温、水質も安定しているなど、うなぎを育てる環境が1年中を通して揃っているのです。

更に、火山灰の壌土が育てた地下水は殺菌力のある弱酸性。ミネラルを豊富に含んでいるのでうなぎが元気に健康に育つのです。脂のノリかたや、身の引き締まり方なども安定し、バランスの取れた味わいとなっています。養殖場ではエサや水質の管理などを徹底しています。そんなところも美味しく育つ理由でもあります。天然の地下水で育てられた大きいうなぎは身がふっくらしてどんなタレにも合う美味しいうなぎが育ちます。

鹿児島県産ブランドうなぎ

うなぎをブランド化する為に平成26年7月から県内の養殖業者で設立された県養鰻管理協議会では、全国初の取り組みとして「出荷証明書」を発行してお店や、蒲焼の商品にシールを貼って出荷をしたりしています。シラスウナギが激減したことに危機を感じ団体を立ち上げたのです。 ブランド化をすることにより、安心安全なうなぎが出荷できます。

うなぎの旬は?

うなぎは冬になると寒くて冬眠をします。その為に夏を終えて秋の紅葉の時期になると餌をしっかり食べて冬眠の準備に入ります。なので、11月が1番脂が乗って美味しい時期でもあります。しかし、養殖は栄養価の高い餌を与えることによって早い期間で成長します。養殖のうなぎは年中を通して美味しいのです。

まとめ

くさみもなく、身がふっくらとしたうなぎ。日本一の生産量にもかかわらず、妥協をしないで養殖することによって確実に食べた人が感動するうなぎが出荷できます。美味しいうなぎは当たり前で、ブランド化をすることにより安心、安全なうなぎが食べれることも嬉しいです。 鹿児島県に行ったら是非、うなぎを食べてみたいですがお取り寄せも簡単にできるので、一度鹿児島県産のうなぎを食べてみたいです。

 

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